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歯の治療と予防
皆さんは、オギャーと産声をあげてこの世に生まれ落ちてから、自身の身を、自分自身で守っていくような覚悟をお持ちになった事はありますでしょうか?
そのような事は、誰しもが本能的に生まれもつ潜在的な意識であると思うのですが、なぜだか「歯」に関しては、自分の歯を自分自身で守るというような意識が希薄なように感じています。
自分の歯を一生守りきる人は稀ですが、不可能な事柄ではないのです。
ですが、そのような認識をもつ人々が、いま一つ、日本には少ない傾向があるようです。
世界的にみてみると、その先進国と呼ばれる国々の人々たちの歯の健康を保ついしきが、どうやら日本よりも高い傾向を示すのだそうです。
日本においては、歯科医療のイメージが、「治療」に偏りがちですが、世界の先進国の間では、歯科医療は「予防」というような感覚の違いがあるようです。
この違いを生み出している要因は、その大きな影響として、国民皆健康保険制度が指摘されています。国民皆健康保険制によって、日本国民の医療費の負担額が軽減される事が、歯の定期検診から人々を遠ざけているのではないかとの見解のようです。
医療費負担額が、他の先進国から比較して低いとなると、人々は歯の検診に自ら進んで通いそうな気もするのですが、歯の治療費が高額な国々では、人々が高額な治療を避けようと、歯の予防にしんけんに取り組んでいる姿がみられるのだそうです。
自宅での歯のケアとして、歯ブラシの他にもフロスを使用して、日頃から歯の隙間などの清掃を行ったり、幼い頃から、歯の矯正を行い、歯を大事にケアする国民性がみられるのだそうです。
日本人が、歯のケアに比較的無頓着であるのは、歯の治療費が高額な負担額とならない為だと考える、歯科研究者は多いようで、今後、日本国内での歯科予防に関する取り組みが注目されるところでもあります。
2020-02-22
アキ子
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